有限会社サンエッグ 末田 浩幸

南九州市から共に世界に羽ばたけるような取り組みを。

PROFILE

有限会社サンエッグ

代表取締役社長:末田 浩幸 Horoyuki SUEDA

事業内容:鶏卵販売・素ひな販売・飼料販売・堆肥販売

〒897-0304 鹿児島県南九州市知覧町東別府17150

LINK >> http://sunegg.co.jp

INTERVIEW

ー主な事業内容をお教えください。

弊社は卵の生産から販売を行うために、南九州市の採卵鶏農家を中心に設立された会社です。経営理念でもある「卵の生産販売通じて全ての人が幸せになれるように」を達成するために、従業員一丸となって取り組み、現在は味付け卵を含めた六次化商品まで製造し、年間売上高は55億円までの会社に成長させることができました。また「卵が営業してくれる」をモットーに、品質第一を掲げ、どこにも負けない品質・衛生管理を目指しております。おかげさまで鹿児島の農林水産物認証制度では鶏卵部門において認証第1号を取得いたしました。さらにHACCPの食品衛生管理手法をもとに食品安全リスクを低減し、お客様に安心安全な商品を提供できる取り組みを実施しています。鶏卵自動選別包装施設「GPセンター」では国際標準規格である食品マネジメントシステム ISO 22000の認証を2018年6月26日に取得しております。

 

 

ー南九州市の素晴らしさについて教えてください。

なんていってもこの自然、私たちはグリーンベルト地帯という風に呼んでるんですけど、緑の自然、そして空気の綺麗さ、この中で生活をエンジョイしながら仕事も取り組んでいけるという良さがあるのではないかなと思います。そうすることによって、またその従業員の方々に新たな発想が生まれ、新たなものが作れていくんじゃないかなと。弊社が困っている部分を変えていただく、そしてお互いに成長していけるというふうに考えています。

 

ーどのような企業にお越し頂きたいですか?

弊社の鶏卵自動選別包装施や農場はかなり自動化が進んでおります。電気・機械で運営している部分が多く、さらに外国製の機械も沢山あります。電気や機械に詳しく何か困った時にすぐ相談に乗っていただける、そのような人材や会社が近くにあったら、本当にいいのになと思いますぜひ私たちと共に成長し新たなものを作り出す、南九州市から全国、いや世界に羽ばたけるような取り組みが一緒にできたらありがたいと考えております。

 

ーなぜ近くにいてほしいという思いがあるのでしょうか?

オンラインでは微妙なところが伝わらなかったりすることがある。現場で実際に見ていただき、具体的な提案が出来るなど、そのような能力、ノウハウをもっている会社があったらいいなと思います。

 

ー日本製の機械への変更も検討しているのでしょうか?

やはり海外製の物だとどうしても日本製のものと比べてすぐ来なかったりとか、そしてまた非常に取り扱いが難しかったり複雑な部分があります。そういうものを日本製に変えていく、そういうことですぐ修理もできる社員も修理ができる、すぐ対応できるそんな風に変えていけたらと思っています。

ー今後の目標や取り組んでいきたいことについてお教えください。

味付け卵をやっているのですが、冷蔵保存が基準なんですけど、常温で長持ちして、例えば一か月とか2ヶ月とか、そしてすぐ食べられる、そういうものができないかと考えています。そのためには真空パック、そしてその衛生管理の基準をどこまであげていったらできるのかが必要です。お客様がいつでもどこでも手軽に持って行って食べられる、そしてどんなところでも販売できる、そういう商品ができたら面白いなと考えております。また、南九州市のお茶であったり、さつまいもでのスイーツ作りなどができると本当に楽しいな、夢が広がるんじゃないかなと思っています。

 

ー様々なチャレンジをされていますが、そのチャレンジ精神はこれまでの経験によるものなのでしょうか?

変化するということは大事なことだと思います。もちろん、その変化してはいけない部分もあると思います。続けなきゃいけないことだけど、常にこれでいいのかもっと違うやり方はないのか、これを考え続けること企業が生き延びると思います。そして社員はまた勉強して、失敗してもいいからやっていく、それが新しいものを生み出していき、次の時代に繋がっていくものではないかなと思います。

ー師となる方はいらっしゃいますか?

一緒に作り上げた先代の永田社長、これが私の人生の師です。(現在顧問)その方にいろんなことを教えていただきました。「変わる変化する石になる前にやはり失敗してもいいからやってみることは道に迷うかもしれないけど、何もしなければ石になる。何もしなければ成功も失敗もしない、何かをすれば成功するかもしれない失敗するかもしれん、でもそれをやることが一番大事じゃないか」ということをいつも言われてました。 

 

ー最後に、来市を検討されている企業へメッセージをお願いします。

弊社では人手不足に対しまして、毎月総務課の課長が学校訪問し「是非うちに来ていただきたい」ということで取り組んでいます。それはなぜそのような取り組みをするのか、一つはやはり南九州市に若者が残っていただきたい、その若者が、例えば女性であれば結婚し出産し、一旦会社を離れる時があるかもしれないけれど、また会社に帰って来ていただく。そしてその若者たちにまだ子供が増えれば、この人口を維持できる過疎化を防止できる、共に成長する、そういうふうにしたいそういう風になればいいなという思いがあります。私たちは採卵鶏農家の経営を守るために、採卵鶏農家をこの地域に残すためにこの会社を皆で設立しました。そういう意味で南九州市にこの事業を残し、この事業が永遠に続くことによってこの地域が発展していくことを願っています。

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