南九州市の文化・歴史

南九州市は、平成19年12月1日に頴娃町、知覧町及び川辺町が合併し、誕生しました。頴娃町は、明治時代の頴娃村から昭和25年に町制施行した翌年に分村、知覧町は、知覧村から昭和7年に町制施行、また川辺町は、川辺村の大正12年町制施行後、昭和31年に勝目村と合併という歴史があります。


川辺(かわなべ)エリア

川辺(かわなべ)町は、広瀬川(万之瀬川)が川辺盆地を還流し、神殿川・小野川・高田川などを合流して南さつま市へ流れ、流域の水田による水稲の栽培や畜産業も盛んです。昭和50年には、川辺仏壇が伝統工芸品として伝統的工芸品産業振興法の指定を受けています。

特産品等が販売される物産館、豆腐やヨーグルト、味噌、めんつゆを製造する加工施設、レストラン、イベント広場、会議室等があり、南九州市及び南薩地域の情報発信基地としても利用されている。

清流、高さ約20m・長さ400mを誇る磨崖仏(まがいぶつ)、自然流水プールやウォータースライダー、BBQやキャンプ場、カフェなど自然豊かな川辺の魅力を結集した場所。

学びをテーマに廃校(旧長谷小学校)を再生した自然体験施設。 ボルダリング、キャンプなどのアクティビティ、宿泊設備、イベント等が開催できる場所。


知覧(ちらん)エリア

知覧(ちらん)町は、北部を厚地川・麓川、中央部を永里川が⻄流し、それぞれの流域沿いに水田が開けています。南部には南薩台地が広がり、戦後の農業構造改革事業等の推進により茶業と畜産を中心とした農業が行われています。「知覧茶」ブランドで出荷される「お茶」は、2020 年度農林水産大臣賞や産地賞を数多く受賞するなど、品質も高く評価されています。また、鹿児島藩政時代の名残である武家屋敷群があり、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。また、同町は、第二次世界大戦中、木佐貫原(きさぬきばる)台地に陸軍の飛行場があり、特攻隊の基地となりました。恒久の平和を祈念するため、陸軍特別攻撃隊員の遺品や関係資料を展示する知覧特攻平和会館が建設されました。

日本一の生産量を誇る鹿児島県南九州市で生産されているブランド緑茶。農林水産大臣賞や全国茶品評会日本茶業中央会長賞受賞をはじめ各種賞を度々受賞しており、全国的に高い評価を得ている。地元の名水で淹れたお茶は、まさに絶品。

第二次世界大戦末期に陸軍特攻基地が置かれた地、知覧。陸軍特別攻撃隊員の貴重な資料を保存公開。企業研修としての利用も多く、改めて命の尊さを考えることのできる唯一無二の場所である。

薩摩の小京都「知覧」を代表する美しい町並みが続く麓地区。「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されており、一般公開している庭園も国の「名勝」指定を受けている。


頴娃(えい)エリア

頴娃(えい)町は、東⻄に延びる海岸線は16kmに及び、水平線はるかに屋久島、竹島、硫⻩島、黑島 などの島影を一望におさめることができます。また、戦後の土地改良事業等の推進により広大な南薩台地のコラ層が排除され、良質な土壌の畑作地帯が出現し、畑かん事業も相まって 一大食料生産基地となっています。

東シナ海に浮かぶ日本百名山「薩摩富士」と、岩礁の曲線美を見ることができる公園。日本地図作成のため全国を実測した伊能忠敬が「天下の絶景」と絶賛した景勝地。

2010年にオープンした日本で唯一のタツノオトシゴ観光養殖場。絶滅危惧種としての現状や海洋環境問題に関心をもっていただけることを願って無料で一般公開をしている。

釜の蓋を頭に載せて祈願するユニークな「釜蓋願掛け」や素焼きの釜蓋を投げる「釜蓋投げ」は、勝負事や開運・開拓・厄除け・武運長久にご利益があるとされている。有名スポーツ選手も多く参拝する神社、パワースポットとして知られている。

PAGE TOP